来年2021年12月にアマチュア無線の免許状有効期限を迎えます。その前に私が使用している無線機、技適機種(TH-78)、JARL登録機種(TS-690S),自作機種の3機種のスプリアス申請をJARDさんでの電子申請で行いました。なお、KENWOOD TS-690S(HFオールモード)と自作無線機(貴田電子キット 7MHz CW)は、平成17年(2005年)以降にTSSでの保証認定を受けていますので今回の対象機器はKENWOODハンディー機器のTH-78(144/430 FM)だけとなります。(変更申請となるため免許状記載全機器の情報入力が必要となります)
では申請方法を順番に説明していきます。まず申請前に準備するものは以下の書類です。(申請画面を開きながら用意しても良いのですがスムーズに行くために事前に準備しておいた方が良いと思います)
- 登録するのに呼出符号(コールサイン)
- 免許状番号
- スプリアス申請する無線機の製造番号(申請対象外の無線機は不要です)
- 各無線機の技適番号およびJARD登録番号
- 技適以外無線機の諸元(電波の形式・周波数・変調方式等免許状申請時の情報)
- TSS保証番号(必要ないとは思いますが私は年の為一応記載しました)
電子申請画面をクロックすると『出願者』の情報入力画面が開きます。ここでは、氏名、住所、連絡先と免許状番号・呼出符号と入力します。(一番下の総合通信局は選択する形になっております)
次に進むと、第1送信機の入力画面となります。
今回私は技適無線機をスプリアス申請します。一番上の『スプリアス確認保障対象』にチェックを入れます。次に技適番号を入力します(技適番号を入力した場合はその下の③項の記入は不要だそうです)最期に④項の製造番号を入力します(スプリアス確認保障する無線機のみこの項目は必項となります)
第2送信機の情報を入力します。
私の場合第2、第3送信機は今回の『スプリアス確認保障対象』ではありませんが、免許状記載のすべての無線機を入力するので記載しました。第2送信機はJARL登録機を登録しておりましたので、②項にJARL登録番号を入力し③項目を免許状申請時の内容を記載します。
⑤項の付加装置にはFT8通信用の装置を付加しておりますので、付加装置ありにチェックを入れ『FT8装置』とのみ記載しました。
最期に備考欄の『総合通信局等へ伝いたい事項』には、念のため2005年以降にTSS認定保証を受けている旨を伝えるべき『2007年〇月〇日TSSの保証認定取得 保証番号:〇〇〇〇〇』と追記しました。
第3送信機は自作機器です。
この無線機もTSS保証認定を2005年以降受けているため『スプリアス確認保障対象外』です。
②項の『技適番号又はJARL登録機器の登録番号』欄には『自作』と記入します。第2送信機同様に③項を記入します。(必要に応じて⑤項を追記します)最期に備考欄の『総合通信局等へ伝いたい事項』は、第2送信機同様、『20※※年〇月〇日TSSの保証認定取得 保証番号:△△△△』と追記しました。
これで、私の使用している無線機(3台)の登録は終了です。3台とも新スプリアス対応後の無線機ではありませんが、2005年(平成17年)12月以降にTSS保証認定をうけていますので、今回、第1送信機1台のみスプリアス確認保障を申請します。
次に進み尊守事項、特別事項記入を記入(チェック)します。一番下の欄に今回の保証料の額が自動計算され表示されますので申請台数に間違いないか確認します。
全ての項目を入力終えたら次へ進み、最終確認をし送信を押します。
申請が終了すると受付番号が付与されますのでメモを取っておきます。同時に最初の画面で入力したメールアドレスにメールが送られてきますので、その内容に従って保証料を支払います。
保証料が支払われた事が確認されれば手続きが開始されるとの事です。私に場合振込手続きしてから約2週間で保証通知とスッテッカーが届きました。
これで私の無線機は今後も利用可能な状態になり来年免許状の更新時には特別な手続きなしに通常の更新申請が可能となります。
皆さんも時間がある時に申請しておいては如何でしょうか。
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