車のナビをバイクで利用する方法
もともと私のバイクにはバイク専用ナビ(RM-XR502MC)がついていたのですが突然故障してしまいました。
同じ様なバイク専用ナビの購入を考えましたが3万〜4万程かかるので諦めて、車用のポータブルナビ(ユピテルYPB522)をバイクで利用する事に。
今回利用するユピテルYPB522は、地図が2016年版と少し古いですがリサイクルショップで税込み2,000円で購入しました。
もともとついていたナビのクルードル、および取付金具、更に電源端子は当然ながらこのナビには合いません。
そこで少しでも安全に、しかも安く取付ける方法を思案した結果ナビ本体・取付金具・電源、および工賃で7,000円以内に収める事ができました。
順にその方法と、利用した商品を紹介していきます。
<電源配線>
バイク専用ナビの電源配線はバッテリーの接続されており、カウル内を通りハンドル部分から外に出ております。
これを今回使用するナビ用電源(シガーソケット、またはUSBソケット)に配線し直すとカウルを取り外さなくてはならず、お店にお願いすると工賃だけで15,000円程かかってしまいます。さすがに、そこまでの費用はかけれません。
そこで考えたのが、現在の配線をそのまま利用しUSBソケットに変換する方法です。
調べてみると、カウル内を通ているナビ用直結ケーブルは途中に電圧変圧器(12V→5V)が取り付いているようです。クルードルの端子をテスターで測定したら5V電圧が出力されておりました。そこで、配線をクルードル端子から取り外しUSBソケットに交換すれば、カウルを取り外すことなく新しいナビ用電源に変更できるのではと考え変換してみました。
なお、途中に取り付いている電圧変圧器は出力1.5Aの様なので、ナビでの消費電力(0.6A)に対しまだ余裕がある事から携帯充電用に利用できるようUSBソケットを2個取付けることに。
今回利用したのはケーブル付きUSBソケット『USB A(メス)コネクタ付きケーブル(30cm)電子工作』です。ケーブル付きなので作業が簡単にすみます。
まず下準備として2個のUSBソケットを両面テープとタイラップで固定します。(この時に短いタイラップを写真の様に取り付けると四角い形状でもきれいに取り付けることができます)
次にクルードル側の配線を加工し、USBソケットの配線と半田付けします。(半田付けした配線を熱収縮チューブで保護します)
最後にタイラップでハンドリバーに取り付ければ完成です。
なお普段利用しない側のソケットには防水対策として保護キャップをはめておきました。
<取付金具>
次にナビホルダーです。今回は車載用ナビを利用するためバイクへ取付ける専用クルードルはありませんし、ナビ自体防水にも対応しておりません。
そこで選びましたのが『300円OFFクーポン発行中! ポータブルナビ ケース バイク 自転車 防水 防塵 マウント キット ナビ GPS ホルダー ハンドル 取付 ウォータープルーフ 5インチ カーナビ タブレット 【あす楽対応】』です。
このホルダーはポーチタイプですので取付後の脱着も容易で、ナビサイズ(5インチ)が多少異なっていても、中に付属のクッションでを利用してしっかり固定する事が可能です。(もちろん防水仕様です)
利用するユピテルのナビは普通のミニUSBケーブルを挿して給電しただけではナビは起動しません。ミニUSBの5番ピンのGNDを4番ピンのIDと接続したUSBホストケーブル(OTG対応)で給電する必要があります。
今回私はミニUSB-マイクロUSB変換コネクタを改造し利用しました。ナビの給電部分が写真の様な形状となり少し飛び出しますが、今回購入したケースでは許容範囲でしたので写真の様にしっかり収まりました。
このセットにはバイク用の専用金具が付属しており、それをバイクのハンドルに固定します。私のバイクにも写真の様にしっかり取付ける事が出来ました。
これで今回の交換作業は終了です。ミニUSB-マイクロUSB変換コネクタの改造に多少時間を有しましたが、作業時間は2時間程度でした。
今回の改造したことで今後またナビが壊れたとしても、ナビだけ交換するだけで対応でき改造の必要はありません。
バイク専用ナビの直結ケーブルを利用する点は、自己判断での作業になりますが極力費用をかけずにナビを交換したい方は、こんな方法もありますので興味が御座いましたら参考にしてみて下さい。
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